運輸安全マネジメント メールゼミ5                  

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運送業専門ISO9001・ISO14001コンサル

運輸安全マネジメントコンサル

 運営責任者
  山本昌幸
運輸安全マネジメント推進協議会
あおいコンサルタント株式会社
山本プロフィール
国土交通省中部運輸局発行の「中小規模運送事業者用運輸安全マネジメントテキスト」の執筆者
ISO9001主任審査員
ISO14001主任審査員
社会保険労務士、行政書士、
運行管理者
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所在地:
名古屋市中区栄3−28−21
建設業会館7階
電話 052−259−7355
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第5回メールゼミ

こんにちは。

第5回目の「運輸安全マネジメント」メールゼミです。

 

今回からは、

進捗管理すべき

「目標」、

「措置(達成手段・行動計画)」についてです。

 

目標は、立案したら管理しなくてはなりませんね。

 

立案しっぱなしではダメです。

 

例えば、1月に、今年一年間の目標を立案して、

その間、なにも気に留めなく、

その年の最後の1231日に目標の達成状況を確認して、

「達成できませんでした」では、目標管理とは言えません。

 

やはり、立案した目標を達成させるにはプロセスが必要ですね。

 

もう少し判りやすく、説明しますと、

目標管理のPDCAを廻していくことですね。

 

「PDCA」???

 

そうでした。

このメールゼミでは、PDCAについて説明していませんでしたね。

 

PDCAとは、

P=PLAN(プラン):計画、立案

D=DO(ドゥ):実施、運用

C=CHECK(チェック):検証、確認

A=ACT(アクト):改善、処置

のことです。

 

この「PDCA」は、今、ものすごく流行っています。

そもそも、流行りものというのがおかしいのですが、

やたら、行政機関の方でも「PDCAを活用して・・」

みたいな表現をしています。

 

また、プロジェクトもいくつか立ち上がっています。

 

そもそも、PDCAが広まったきっかけは、

ISO9001であり、

これにより、PDCAを身近に考えられるようになったともいえる

でしょう。

(筆者はこのPDCAのルーツであるISO9001の審査に明け暮れてい

たのですが・・)

 

では、PDCAの説明をしましょう。

 

例えば、会社の運営についてです。

 

ある、12月決算の会社があったとしますね。

 

仮に、あおい運輸株式会社としましょう。

 

この、あおい運輸株式会社は、年初の1月に経営目標を

計画しますね。

この場合、売り上げにしましょうか。

 

年間売上目標=2億円

 

そして、この「売上2億円」を達成するために

ナニをしていくのかという「達成手段」も決めますね。

 

この「売上2億円」と「達成手段」を決めることが

P=PLAN(プラン):計画、立案  ですね。

 

そして、計画・立案したことを

実施していくことが、

D=DO(ドゥ):実施、運用  ですね。

 

そして、その実施、運用についての結果(途中経過を含む)を

検証や確認することが、

C=CHECK(チェック):検証、確認  ですね。

 

そして、検証、確認の結果を踏まえて、是正や改善をすることが

A=ACT(アクト):改善、処置  ですね。

 

あおい運輸株式会社の場合、

売上2億円とその売り上げを達成するための達成手段を

立案することが、

「P=PLAN(プラン):計画、立案」です。

 

そして、その立案した内容を実施することが、

「D=DO(ドゥ):実施、運用」です。

 

そして、実施、運用結果を例えば、3か月に一度、

確認していくことが、

「C=CHECK(チェック):検証、確認」です。

 

この場合、1月から12月の1年間の売上目標ですので、

3月、6月、9月、12月の末日時点での確認となります。

 

例えば、1年の半分経過した、

6月に、年間売上目標の7割に該当する

14千万円の売り上げが達成されており、

その根拠として、新規取引先の獲得があり、

今後も、その取引先との契約が継続していく場合でしたら、

 

売上目標を

2億円」から「3億円」に上方修正しますね。

 

これが、

「A=ACT(アクト):改善、処置」であり、

改善された

「P=PLAN(プラン):計画、立案」=「売上3億円」

なのです。

 

蛇足ですが、

PDCAは、「A」で終わるのではなく、

永遠に続いていくものです。

 

ですから、PDCAは

「廻す」 と

表現されています。

 

PDCAは、通常、一年かけて実施するものが多いですが、

数十年かけて実施するものもあれば、5分で終わってしまう

PDCAもあります。

長期のPDCAとは、

国家プロジェクト等が該当しますね。

 

また、5分で終わってしまうPDCAの例としては、

休憩時間に会社の自動販売機で飲み物を買いに行くことを例にしま

しょう。

 

例えば、あなたが、休憩時間に微糖の缶コーヒーを買いに行くという

「計画:P」を立てました。

 

そして、自販機に買いに行きました(実施:D)。

 

購入した微糖の缶コーヒーを飲み、

味について

「チョット甘すぎるなぁ」と思いました(検証:C)。

 

この、「チョット甘すぎるなぁ」という感想を元に

次回、缶コーヒーを購入する場合、

微糖の缶コーヒーは、やめようと思いました(改善・是正:A)。

 

次回の缶コーヒーは、ブラックコーヒーを購入する予定です

(計画:P)

 

いかがでしょうか?

 

また、すべてのことに

PDCAが存在するのです。

 

そもそも、運輸安全マネジメントは、

PDCAを廻して、事故を削減していくシステム(しくみ)ですが、

その中の、目標についてだけでも

PDCAがあるのです。

 

今回からは、

進捗管理すべき「目標」、「措置(達成手段・行動計画)」

について説明予定でしたが、

PDCAで終わってしまいました。

 

この、PDCAはマネジメントシステムの基本であり、

ビジネスの基本です。

 

是非、PDCAについて理解してください!

 

次回は、

今回説明できなかった

進捗管理すべき「目標」、「措置(達成手段・行動計画)」を

説明しますね。

 

では、今回はこの辺で失礼します。

 

最後まで読んでいただき、感謝! です。


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