運輸安全マネジメント メールゼミ29                 

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運送業専門ISO9001・ISO14001コンサル

運輸安全マネジメントコンサル

 運営責任者
  山本昌幸
運輸安全マネジメント推進協議会
あおいコンサルタント株式会社
山本プロフィール
国土交通省中部運輸局発行の「中小規模運送事業者用運輸安全マネジメントテキスト」の執筆者
ISO9001主任審査員
ISO14001主任審査員
社会保険労務士、行政書士、
運行管理者
詳しいプロフィールはコチラ

所在地:
名古屋市中区栄3−28−21
建設業会館7階
電話 052−259−7355
メールでのお問い合わせはコチラ
第29回メールゼミ

こんにちは!

いつ終わるかわからない? メールゼミ主宰者の

運輸安全ドットコムの山本です。

 

今回は、前回に引き続き「リスク管理」について説明します。

 

前回、

「リスク情報の収集方法」として

 

・ドライバーから寄せられたヒヤリハット情報

・同乗指導の結果

・危険予知活動の情報

・現在使用している「作業マニュアル」「手順書」等

・安全パトロール結果

・過去に発生した事故事例(自社・他社)

・フリーディスカッションによる洗い出し   などなど

 

があることを説明しましたね。

 

これらを詳しくみていきましょう。

 

まず、

“ドライバーから寄せられたヒヤリハット情報”です。

 

これは、敢えて説明を加える必要もないですね。

 

スバリ、ドライバーからヒヤリの情報を出してもらうのです。

 

ただ、なかなかヒヤリ情報が出てこないから困りますね。

 

どのようにしたら、ドライバーからヒヤリ情報が出やすいのか?

 

  ある期間を決めて強制的に出してもらう

  これは、例えば

  「2か月に1回、必ずヒヤリ情報を提出すること」と

  するのですね。

 

  その際、ドライバーがヒヤリ情報を出しやすい状況を

  創ることが重要です。

 

  例えば、ドライバーは書くことが苦手な方が多いことを

  想定し、極力、チェック方式の

  「ヒヤリハット報告書」にする。

 

  また、ヒヤリ情報の聞き取り担当者を決めて、

  ドライバーから聞き取ったヒヤリ情報を

  聞き取り担当者が「ヒヤリハット報告書」に記録する。

 

  他にもボイスレコーダー等を活用し、

  声だけで報告を受けることもできますね。

 

ドライバーからヒヤリ情報を提供された

会社側が注意する点を二つ挙げます。

 

  1 ヒヤリ情報を挙げてきたドライバーを叱らないこと

    

    ヒヤリ情報は、或る意味、ドライバーの

    事故未遂情報ですから、その事故未遂に対して

    叱らないことですね。

 

    叱ることは厳禁ですが、出来れば、

    ヒヤリ情報が挙がってきたそのときに、

 

    「危なかったですね。今後は、

どのようにしたらよいですかね?」と

  

    クイックリスク対策をその場で行ってください。

 

 

  2 収集したヒヤリ情報を放置しないこと

 

    せっかく、ドライバーから挙がってきた

    大切な事故削減に活用できる情報(ヒヤリ情報)です。

 

    集めるだけ集めておいて、活用しないのは、

    宝の持ち腐れであり、

    ヒヤリ情報を提供したドライバーにも失礼ですね。

 

前述の“1”“2”のようだと、

二度とヒヤリ情報が提供されなくなる可能性がありますから注意

してください。

 

また、ドライバーから挙がってくるヒヤリ情報として、

ドライブレコーダーからの情報がありますね。

 

最近は、衝突時だけの映像だけではなく

運行時全ての映像が記録されるタイプのドラレコが

ありますので、

その映像もドライバーを絞って解析することが

有益なヒヤリ情報源でしょう。

 

今回は、これくらいにしておきましょう。

 

次回は、今回の続きです。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 

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あおいコンサルタント株式会社

運輸安全マネジメント推進協議会

山本昌幸(ISO9001ISO14001主任審査員、行政書士、

特定社会保険労務士、運行管理者)

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追伸(今回のオマケ):

最近流行っている

・マネジメントシステム

・PDCA

・プロセス管理

運輸安全マネジメントを活用するうえで非常に重要ですね。

でも、これらがあまり理解されていません。

指導する側も理解していない人が多いです。

ナニを隠そう、私もマネジメントシステム、PDCA、

プロセス管理の基本であるISO9001に専門的にかかわって

十数年ですが、これらを「理解できた!」と思えたのは

ISO9001に係わり始めてから数年経った、

十年ほど前でした。

それまでに審査を100回以上経験したのですが・・・。


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