運輸安全マネジメント メールゼミ17                 

運輸安全ドットコムホーム荷主企業様へ運送業者様へ運輸安全ドットコム会員限定運輸安全マネジメント教材運輸安全ドットコム入会
 
運送業専門ISO9001・ISO14001コンサル

運輸安全マネジメントコンサル

 運営責任者
  山本昌幸
運輸安全マネジメント推進協議会
あおいコンサルタント株式会社
山本プロフィール
国土交通省中部運輸局発行の「中小規模運送事業者用運輸安全マネジメントテキスト」の執筆者
ISO9001主任審査員
ISO14001主任審査員
社会保険労務士、行政書士、
運行管理者
詳しいプロフィールはコチラ

所在地:
名古屋市中区栄3−28−21
建設業会館7階
電話 052−259−7355
メールでのお問い合わせはコチラ
第17回メールゼミ

こんにちは。

運輸安全.comの山本です。

第17回目の「運輸安全マネジメント」メールゼミです。
 

前回から遂に、「SHELモデル」の核心に触れていきましたね。

 

今回は、より、理解を深めて頂くために

「SHELモデル」のお浚いと

関連する考え方である「4M(5M)」について

説明しましょう。

 

では、前回説明した「SHELモデル」のお浚いです。

 

「SHEL」とは5つの頭文字でしたね。

それは、

L=Liveware(ドライバー本人)を取り囲んだ

 

S=Software(ソフトウエア)、

H=Hardware(ハードウエア)、

E=Eivironment(環境)、

L=Liveware(周りの上司、同僚、部下)。

 

 

図で示しますと

(メール文書ですので上手く図が表現できてなかったらスミマセン)

 

     H

   H L L

     S

 

と、なります。

 

では、一つ一つ運送業にたとえて説明しましょう。

 

L=Liveware(ドライバー本人)は、そのままですね。

S=Software(ソフトウエア)とは、

作業指示、手順書、運行計画、教育訓練、

整備等のソフトにかかわること

H=Hardware(ハードウエア)とは、

     車両、設備・機械、安全機器

(デジタコ、ドラレコ、バックアイカメラ等)

E=Eivironment(環境)、

     天候、時間帯(夜、昼間)、温度、作業環境、車内環境等

L=Liveware(周りの上司、同僚、部下)

     ドライバーに指示する上司、運行管理者。

部下、同僚、人的要素、組織風土

などです。

 

これら、5つの要因に「溝」が生じた場合に

エラー・・いわゆる、事故 が発生します。

 

例えば、

中心のL=Liveware(ドライバー本人)と

H=Hardware(ハードウエア)に

「溝」がある場合を想定してみてください。

 

どのようなものがありますか?

 

皆さんも考えてみてくださいね。

・・・・

・・・・

・・・・

 

いかがですか、思いつきました?

 

せっかく考えて頂いたのですが、

ここでは、私が思いついた事例で説明しますね。

 

ドライバー本人(L)と

ハードウエア(H)ですから、この際、

ハードウエア=トラック で考えてみましょう。

 

いろいろな事例が考えられますが、

事故原因になるモノを幾つか列挙しますね。

 

・2トン車を10年運転していたが、慣れない4トン車を運転して

 事故発生

・いつもはバックアイカメラ装着車両で運行していたが、

 未装着車両を運行し事故発生

・本日から運転する車両の運転席からの視界が

今までの車両と異なり視界不良で事故発生

 

などです。

 

もちろん、

ドライバー本人(L)単独や

ハードウエア(H:トラック)単体としても

事故原因になることもあります。

 

以上が、「SHELモデル」の考え方でした。

 

今回は、これに、

「Management」を追加してみましょう。

 

要するに

「SHEL + Management」です。

 

通常の「SHELモデル」に

「Management」の考え方をプラスするのです。

 

但し、場合によっては、

「Management」は、

SHELの中の

「L=Liveware(周りの上司、同僚、部下)」に

含まれていると捉えることもできますが、

今回は、敢えて、別枠で考えてみましょう。

 

「SHEL + Management」で重要なのは

一つ一つのSHELを取りまとめたり、

「溝」を無くすためには、

「Management」が不可欠と言う考え方です。

 

「Managemento=管理」を適切にすることにより

各SHELの不協を無くし、

エラー=事故 を防ぐというものです。

 

 

次に、「SEELモデル」と同様の

「4M(5M)」について説明しましょう。

 

これは、

 

Man(ドライバー本人)、

Machine(車両、機械・設備、安全機器等)、

Media(環境の要素:天候、作業環境)

Management(管理体制、制度)

及び

Mission(作業目的、達成手段)

 

のことです。

 

ヒューマンエラーが起こる原因は、

必ず、この4M(5M)にあるという考えに立っています。

 

よくよく見てみると、

「SHELモデル」に共通するものがありますね。

 

次回は、実際に有った事故事例を

SHELモデルで分類・説明していきましょう。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒

あおいコンサルタント株式会社

運輸安全マネジメント推進協議会

山本昌幸(ISO9001ISO14001主任審査員、行政書士、
 
特定社会保険労務士、運行管理者)

―――――――――――――――――――――――――

追伸(今回のオマケ):

最近と言いますか、ここ数年(数十年?)の政府の活動や

役所等行政機関の活動を見ていて感じることは、

「お上は必ずしも正しくはない」と言う事でしょうか。

運輸安全マネジメント制度についても

役所が策定したとは思えない、「良い制度」だとは思いますが、

その運用を管理・監督することに対して

思考錯誤が続いているのかもしれません。

運輸事業者の皆さんとしては、

役所からの評価が重要ではなく、

運輸事業者の責任として「事故の削減・撲滅」を

淡々と愚直に勧めて頂きたく思います。

このような、厳しい経営環境や

地球温暖化防止が叫ばれる中、

「事故の発生」こそが、経営環境を圧迫し、

地球温暖化にも悪影響を及ぼすことになりますから。


運輸安全マネジメント無料マンガテキスト配布 運輸安全マネジメント無料マニュアル・帳票配布


           事故削減・撲滅に向けて運輸安全マネジメントに取り組んでいる優良運輸事業者一覧

 下の県の一覧をクリックいしていただいても、県ごとの一覧が表示されます。

 北海道青森秋田岩手山形宮城福島
 茨城栃木群馬千葉埼玉東京神奈川山梨
 新潟富山石川福井岐阜長野愛知静岡三重
 滋賀京都大阪奈良和歌山兵庫
 鳥取島根岡山広島山口愛媛香川高知徳島
 福岡佐賀長崎大分宮崎熊本鹿児島沖縄

ホーム会員の運送業者様へ会員以外の運送業者様へ荷主企業様へ運輸安全マネジメント関連教材会員参加!
組織概要「運輸安全マネジメント」制度の説明メールでのお問い合わせ運輸安全マネジメントに即、取り組む!
プライバシーポリシー特定商取引表示会員規約

運輸安全マネジメント推進協議会 ・ あおいコンサルタント株式会社
名古屋市中区栄3-28-21建設業会館7階 TEL:052-259-7355
Copyright (C) 2008 Aoi consultant. All Rights Reserved.